1987-1996 結実の時代

岩永尚志師着任の翌年、1987年に磯子教会は小教区創立30周年を迎えた。
1990年9月に岩永師が病気療養のため一時磯子教会を離れることになり、松村管和師、鈴木勁介師が代行、代理を務められた。岩永師は1年後に一旦は復帰されたが、1992年4月、岩永師に代わって鈴木師が着任された。その後、岩永師は皆のお祈りにもかかわらず、6月に長崎で帰天なさった。
鈴木師の時代は、小笠原優師、ファム・ディン・ソン師も加わって、にぎやかな時代となった。そして1994年4月には磯子教会出身の石川裕之師の叙階式が行われ、磯子教会は最も大きな喜びに包まれた。 
また、1995年5月には磯子教会信徒の桝田英郎医師がカトリック信徒宣教者会からカメルーンに眼科医療向上のために派遣された。磯子教会では有志が「カメルーン医療援助基金」を設立して桝田氏の活動を支えた。
聖堂、司祭館、信徒会館の長期的な建設計画を検討するために建設委員会が1990年に正式に発足し、1992年には、まず雨漏りに悩まされていた聖堂の屋根の改修が行われた。引き続き、老朽化が著しい司祭館の建設にむけ、特別献金も始められた。司祭館建設にあたり、磯子教会の特徴でもある美しい庭や和室の扱いが課題であったが、和室の一部保存、司祭館の総二階化ということで計画がまとまり、司祭館建設が1995年に着工し、翌1996年に完成した。司祭館竣工をもって、磯子教会の全ての建物は形が整えられた。


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